梨状筋症候群
こんにちは。
つくだ治療院 佃 健太郎です。
先日、30分座っておられず、坐骨神経痛があり足のしびれも出ていて、臀部にも痛みがあるという症状があり、MRIとレントゲンを取ってもらた所、特に問題なしとの事で梨状筋症候群と病院で診断され、鍼治療で何とかならないかという事でご来院いただいた方がいらっしゃいました。
そこそこ有名な病院ではあったそうですが、ストレッチをしたりして臀部の筋肉をほぐさないといけないと言われたくらいで具体的な治療法みたいな事は教えてもらわなかったとの事。うーん。
その後、接骨院でリハビリとEMSを開始したとの事。
このお客様は産後1、2か月くらいの方で妊娠前まではランニングをしたり筋トレをしておりましたが、子供さんが生まれてから目が離せない時間が多くなってしまったとの事でなかなか運動ができなくなってしまったとのこと。
まだリハビリは始めたばかりで効果は出ていないが、それ以上に今は痛みが辛いとの事でストレッチは毎日してはいるが、痛みもましにならないし、鍼治療は梨状筋症候群に有効ですがと相談を受け、鍼治療は効果的ですよ~というお話をして治療させていただきました。
病院で診断を受けていますが、一応確認のため徒手検査をして確認したのですが、梨状筋症候群の反応が出ていましたので確認をした後、治療を開始。
お客様は毎日ストレッチしているけど全然良くならないんです~とおっしゃっておられて、梨状筋というのは臀部の深い所にある筋肉なので表面からだと触れにくい筋肉だからなかなかストレッチだけだと不十分なんですよ~という事を言いました。
鍼だとこの深い部分にある梨状筋に対して物理的にアプローチする事が可能なので、梨状筋症候群から引き起こされる座骨神経痛にも有効な治療法であります。
後、自分でやる事といえばストレッチもする必要もありますが、体幹トレーニングがやはり大事になってきます。
このお客様の場合は痛みが強いので、この状態の時に痛みを我慢しながら筋トレするとなると逆効果になってしまう可能性があるのでまず痛みを取ってあげる事が重要です。
デスクワークが多かったり、女性の方の場合、生理中や妊娠前後などに起こりやすい症状です。
この方は長年のデスクワークもありますし、2年前から座骨神経痛があったとの事ですが、出産後酷くなってという事でした。
この辺りは出産にあたり、体幹の筋肉である骨盤底筋という筋肉の筋力低下と骨盤が開いてしまった事で骨盤の動きが不安定になった事で症状が悪化したものと考えられます。
引き続き、始めたばかりだというので接骨院でのリハビリは継続してやった方がいいかもね~という事は言ったのですが、この臀部の痛み治療がまずは最優先なので、症状自体だいぶ慢性化が進んでおり状態も悪かったので、何回か治療はしていきましょうというお話をさせていただきました。
お子さんが生まれたばかりで忙しそうではありますが、何とかしてあげたいです。